カツオ1匹をがんばって捌いたら、めっちゃ美味くて、最高だったお話。
突然ですが…大きい魚、さばけますか?
小さい魚すら、調理するの抵抗あるなぁ…と感じるかもしれませんね!
今回、カツオ1匹を丸ごと頂き、素人ながら、お刺身とワラ焼きタタキを作りました。
やってみた結論から言うと、
マジで最高、美味すぎる。死ぬまで毎日食いたい。
ということです。
素人の調理なので、包丁で切った部分がギザギザになったりしましたが、味は絶品。
魚1匹をクール便で送ったら、全く臭みがない新鮮さで、めっちゃ美味い状態で輸送できるということも分かりましたので、より多くの人に魅力を知ってほしいと思い、体験記事を書きました。
全くの素人の調理風景を一部始終、晒します。
【経緯】カツオ、届く
高知県 宿毛市に住んでいる先輩から、ある報告を受けました。
田舎の魚食ってから、市内の魚が美味しく感じなくなった…という、内容。
このように生意気に返事したところ、本当に送ってくださって、今に至ります。
ということで、
カツオ、いただきました。
▼発泡スチロールに大量の氷+カツオ。クール便で送ると、全く氷が溶けてませんでした。
素人の捌く風景を写真たっぷりで紹介
捌くのは、「アジくらいなら捌いたことあるよ?」レベルの素人。
そんな素人捌きを、写真たっぷりで公開します。
以下、捌き方の本を参考にしています。というのも、送ってくれた先輩が、該当ページのカラーコピーを添えてくれていました、感謝。
▼ドンッ!!! (ほぼ新品の出刃包丁の出番が来た。シールの存在感がすごい。出刃。)
▼胸びれの横?から包丁を入れて、固いヒレを取り除きます。
▼次に、頭と内蔵を取るために、魚の腹側(底側?)から、包丁を入れます。
▼頭を取るぞ、と思ってたら、内蔵もきれいに取れました。
▼内蔵がどれだけあるのか分からず、確かめました。素人ですね。
血が結構出てきました。
▼背びれとか、背中の硬い部分を取り除きました。
▼ここでネコが登場。
▼ちぎれた部位、肉を削ぎ過ぎてしまった部分などを提供しました。
▼話をカツオに戻します。3枚に分けるため、尾びれに近い側面から包丁を入れていきます。
▼渾身の一太刀で、まずは2枚下ろし。
▼何とか3枚下ろしに。ただ、骨周辺に大量の身を持っていかれてしまった。
▼うまみが逃げそうだけど、さくっと洗いました
▼腹側に骨が残っていたぞ。包丁の背を押しあてると、骨がニョキっと出てくるので、地道に抜き取ります。
▼これで柵?と言われる、切り身のブロックが出来ました!よく見るとボロボロですw
▼尾びれ側の方から、皮をペリペリーっと剥がしました。
▼キッチンペーパーで水分などをふき取ります。完成が近づいてきた!
▼4つあるブロックのうち、2つをバーベキュー用の焼網に並べます。やることは分かりますね?
▼そうです、ワラ焼きです。オイル成分が残っていないキレイな缶と、ワラを用意しました。
▼ワラの炎で豪快に炙ります。焼き魚になることをビビって、短時間で済ませました。
▼食べやすいサイズにサクッと切って、完成!
左側が、刺し身(炙っていない)
右側がわら焼きタタキ。
▼話は逸れますが、
ワラ焼きの後、焼き網に肉がくっついて苦労しました。対策した方が良いかも。酢を塗ったりするとタンパク質が変性して、くっつきにくいとか。
▼ワラ焼きの後は、消火も忘れずに。(ジョウロで水をかけてます)
▼カツオと一緒に食べる薬味軍団。ショウガ・ニンニク・ミョウガ・ネギ。チューブニンニクとか厳禁。きちんと擦ったり、切ったりしましょう。味が全く変わります!
▼薬味を盛りつけました。
完成&食べる
早速食べましょう。
うまぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!
マジで美味い。
この世の物とは思えないくらい美味い!
ワラ焼きも香ばしさが出てて、バーナーでの炙りでは真似できない香りでした。
感動というか、驚嘆。
素晴らしい。
こんな美食が、カツオ1匹丸ごと1300円らしい。ビビる。
ちなみに、僕は高知県で6年過ごしましたので、その間にも観光気分でカツオを食べまくってきました。
その中でも、一番美味しいカツオだったと思います。
18歳の時、カツオのタタキを2カ月以上、毎日チビチビ食べ続け、痛風になりかけた僕が作る「高知県 美味いカツオのランキング」はこのようになりました。
丸ごと1匹>>>(超えられない壁)>>>久礼大正駅周辺の居酒屋のワラ焼きカツオ>>有名店のワラ焼きカツオ>>(越えられない壁)>>スーパーのブロック>>スーパーの切られたタタキ>>>(越えられない壁)>>>関西のカツオ
ちなみに、味の違いが顕著に分かるものは、お刺身です。
例えば、ひろめ市場などで食べるタタキは美味いけど、刺身はそんなに美味しくないよね…という人に是非、食べていただきたい。
新鮮なカツオの刺身は美味すぎる。
僕も1回食べただけで偉そうに書いてますが、さばいたからこそたどり着けた、鮮度の聖域…的なものを感じました。
ということで、丸ごと1匹はマジでオススメ。
まとめ
カツオを素人が捌いたら、何とか捌けて、めっちゃ美味しかったという内容でした。
- カツオ1匹がクール便で超新鮮に届いた
- がんばってさばいた
- 何とかできた
- 劇的に美味い
- タタキは勿論、刺身が犯罪級
- もっと送ってください
当初は、「丸ごと1匹なんて捌けるの」とビビってましたが、イケますね!
見た目こそ、プロには全く及びませんが、素材が良すぎるのでめっちゃ美味しくいただけます。
ということで、新鮮な魚、送るチャンス&貰うチャンスがあれば、がんがん享受しましょう!
魚を送れる方へ
親しい方がいたら、新鮮な丸ごと1匹を送ってあげましょう。
捌き方が分かるURLや、プリントアウトがあれば、めっちゃ助かります!!
魚を受け取る方へ
勇気を出して受け取りましょう!案外、なんとかなります!マジで美味いですよ。
蛇足 細部までスタッフが頂きました
素人調理で骨周辺に残った身を煮込んで、当家の犬・猫スタッフがおいしくいただきました。
めっちゃうまそうに食ってた…