金属の錆び摂り方法を紹介します。
モンキーレンチ(工具)のサビ取りをしました。
まずは、結論から紹介します!
※前と後の写真は、”面”が違います。裏表になってる。けど、両面とも同じようなサビ具合でした。
▼サビ取り前
![サビをとる前](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/10/金属錆び摂り 7S-_6.jpg)
▼サビ取り後
![サビを取った後](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/10/錆び摂り N6_11.jpg)
ピカピカ!!・・・とはなりませんが、軽いさびなら、簡単に落とせます。
結構、気持ちいい気分になれます。
やってみてください!
工具のサビを落としてみる
サビ取りの実験体と選ばれたのは、モンキーレンチです。
借りた工具がサビてたから、返却するときにお礼の気持ちも込めて、落としておきました。
冒頭にも載せましたが、サビを落とした後の完成写真は以下のとおり。
![サビを取った後](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/10/錆び摂り N6_11.jpg)
サビの落ち具合を見ると、元通り・・・とはなってません。
▼もちろん、磨けない穴の中のサビもそのまま。
![](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/10/錆び摂り N6_6.jpg)
今回の方法で、新品風に戻すのは無理です。
でも、サンドブラストや、薬品などを使わずに、キレイにする方法としてはお手軽で優秀だと思います。
錆び取り方法を順序よく紹介
それでは、サビを落とす方法を紹介します。
使ったものは、次の通り。
- 真鍮ブラシ
- ピカール
- スチールウールのたわし
![錆びを取る道具](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/10/錆び摂り N6.jpg)
![](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/01/オレ.jpg)
作業1.真鍮ブラシで激しいサビを落とす
![](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/10/金属錆び摂り 7S-_4.jpg)
まずは真鍮のブラシを使って、激しくサビている箇所をキレイにします。
▼さくさくっとこすっていきます
![真鍮ブラシでモンキーレンチを磨く](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/10/金属錆び摂り 7S-_7.jpg)
▼赤サビの粉が出てきました。
![赤サビの粉が出てきました](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/10/金属錆び摂り 7S-_5.jpg)
真鍮ブラシは、触ったら、明らかにザラザラしてるな…くらいのサビに効きます。
真鍮製のブラシを使う理由は、軟らかいから。
他にも、ステンレス製のブラシなどもあるけど、ステンレスは硬いです。
硬い=よく落とせる
ですが、本体表面まで削る(傷つける)可能性が高いです。
でも、真鍮は他の金属に比べて柔らかいので、削り過ぎることは少ないです。
![](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/01/オレ.jpg)
幅が広くて、毛の長さはこれくらいのブラシ、1つあれば便利ですよ。
![真鍮ブラシ](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/10/金属錆び摂り 7S-_8.jpg)
![真鍮ブラシ](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/10/金属錆び摂り 7S-_9.jpg)
作業2.ピカール+スチールウール
![スチールウールたわしとピカール](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/10/金属錆び摂り 7S-_3.jpg)
次に、ピカールとスチールウールたわしで磨いていきます。
スチールウールは小学校の理科の実験で使ったモジャモジャなやつ。
▼ピカールをスチールウールにつけます。少量でOK。
![スチールウールたわしにピカールを塗布](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/10/錆び摂り N6_2.jpg)
▼サビ部分をこすっていきます。
![スチールウールたわしとピカールで磨いているスチールウールたわしとピカールで磨いている](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/10/錆び摂り N6_3.jpg)
▼スチールウールが汚れて、圧縮された感じになるけど、気にせずに進めます。
![](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/10/錆び摂り N6_4.jpg)
▼5分ほど磨きました。全体を見た感じ、かなりサビ部分が減っている感じがします。
![スチールウールたわしとピカールで磨いた後](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/10/金属錆び摂り 7S-_2.jpg)
ピカール&スチールウールは、触ったら、サビがあるなぁ・・・くらいの小さいサビに効果的。
スチールウールはダイソーの金属たわしが置いているような、コーナーでゲットできます。
削る作業はここで終了です。
作業3.サビ・ピカールを除去
磨き終わったら、ふき取る作業が待っています。
理由は以下の通り。
- ピカールの中には、磨き粉が含まれている
- サビの粉を放置すると、新たなサビを作る
ということで、どちらも、取り除いておきましょう!
アルコール(パーツクリーナー)をキッチンペーパーに吹き付け、ふき取ればOKです。
▼結構汚れています。
![キッチンペーパーでふき取り](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/10/錆び摂り N6_5.jpg)
![](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/01/オレ.jpg)
ふき取れば、サビ取り完成です。
▼こんな感じ。
![錆び取り後](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/10/金属錆び摂り 7S-_1.jpg)
▼アップにすると、
![サビを取った後](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/10/錆び摂り N6_11.jpg)
![錆び取り後](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/10/錆び摂り N6_12.jpg)
![](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/01/オレ.jpg)
作業後.注油(サビの防止)
サビ取りの後は、油を注して、サビを防止しましょう!
キッチンペーパーに、防錆剤を軽くスプレーして、薄く広げたらOKです。
クレ556等が有名ですね。
また、動きを良くする目的もあります。
金属同士が擦れ合う部分(摺動部)に注すと、スイスイ動くようにもなります。
使ってて気持ちよくなるので、ぜひ。
▼金属が擦れ合う部分に、ごく少量を吹き付けます
![金属が擦れ合う部分に注油](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/10/錆び摂り N6_8.jpg)
潤滑剤・防錆剤は、何を使ってもOKなんですが、ラスペネが最近のお気に入り。
![ラスペネ](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/10/錆び摂り N6_7.jpg)
▼スプレーと普通の噴射がワンタッチでできます。
![ラスペネのスプレー](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/10/錆び摂り N6_10-1024x768.jpg)
![ラスペネの噴射口](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/10/錆び摂り N6_9.jpg)
スプレーのキャップが外れることがないので、スプレーのキャップを紛失することがないです。
▼こんな悲劇が起こらなくなります。(スプレーの先端キャップを紛失して、中身があるのに使えなくなる現象)
![シリコンスプレーのキャップ紛失](http://nadegata.info/wp-content/uploads/2017/10/金属錆び摂り 7S-.jpg)
サビ取りと話がそれましたが、ラスペネ、オススメです。
性能も良いみたいだし、使い勝手がとにかく、いいですよ!
まとめ
以上、金属のサビ取りの方法の説明でした。
- 真鍮ブラシでこする
- 触って、目立つサビに効果的。
- ピカール&スチールウールたわしでこする
- 小さいサビに効果的
- ふき取って、完成
- サビ取り後は注油して、サビ防止しましょう
サビ落とすだけで、長持ちするし、快適になります。
気分良くなって、道具にも愛着でるので、やってみてください。
15分くらいの時間でさくっとできますよー!