- コリドラスの繁殖させたい
- 卵は見つかった!
- けど、稚魚が育たない
- 気が付けば、いなくなる
- なんで…?
昔のぼくは、こんな悩みがありました。
コリドラスが卵を生んでくれたのに、赤ちゃんは上手く育たないし、気付けばいなくなる。
理由が分からないから、解決もできない。
でも、今は解決しました。
他の記事でも書いてますが、コリドラスパンダが繁殖するまでになりました。
上手くいくようになった理由が説明できるようになってきたので、良ければ参考にどうぞ。
目次
稚魚が育たない理由3つ
結論から言います。稚魚が育たない理由は多分これが大きい。
- 隠れ場所が少ない
- エサを食べられていない
- 栄養が足りていない
親が健康的に育っていて、卵を産んでいるなら水質等には問題はないはず。
稚魚が育たないんだとしたら、この3つが原因になることが多いんじゃないかと思います。
どういうことか、順番に説明していきます。
原因1.隠れ場所が少ない
まず、原因の1つめ。
食べられる。
隠れ場所が少なくて、他の魚に見つかってしまい、食べられてしまうということ。
他の魚に比べて、コリドラスは卵を食べやすい魚ではありません。
でも、稚魚を見つけると食べてしまいます。
だから、稚魚が大きくなるまでは,親のコリドラスはもちろん、ほかの魚にも食べられないように(見つからないように)しなければいけません。
解決策1.隔離する
解決策として、隔離する方法があります。
繁殖水槽を作ったりするのが、王道でしょうか。
繁殖を迎えた親を入れ、卵を生んでもらい、その後、親を元の水槽に戻すことで稚魚だけの水槽が作れます。
ただし、この方法については、僕の経験が乏しく、説明できるレベルにありません。
そのため、説明を割愛させていただきます。
「コリドラス 繁殖水槽」などで検索すると、
たくさんの先輩方の例をインターネット上で見つけることができるため、ご覧ください。
ちなみに、別に水槽を用意するのが難しいなら、サテライトが良いかもしれません。
▼サテライトは水槽のフチにひっかけて、隔離空間を作るもの
解決策2.隠れ家を入れる
この方法を僕は選んでいます。
水槽の中に、隠れ家を入れて、食べられないようにする方法です。
具体的には、
流木や水草といった、子どもは入れるけど、親は入れないような場所が作れるものを水槽にいれます。
僕のオススメは水草のアヌビアスナナ。
アヌビアスナナとは
岩や流木に活着させることができる水草。
流木を使ったレイアウトなどの水槽によく使用されます。
成長は遅いですが、低光量でも、幅広い水質でも、育てやすい丈夫な種類です。
葉が硬く、葉の裏にコリドラスが卵をよく産むという意見も多いです。
アヌビアスナナが隠れ家に良い理由
隠れ家に良いと思う理由は、
株本、根の部分に隠れやすいからです。
アヌビアスナナの根は細く、固く、まっすぐな形をしています。
育ってくると、この根を何本も伸ばします。
すると、根っこの間は小さいコリドラスは通れるけど、大きいコリドラスは通れないようになり、
稚魚だけが入れる安全空間ができます。
これが、アヌビアスナナは自然の隠れ家として、オススメできる理由です。
1つ目の理由・対策が長くなってしまいました。
まとめると、
- 他の魚に食べられてしまう
- 隠れ家が必要
- アヌビアスナナがオススメ
原因2.エサを食べられていない
稚魚が育たない理由、2つ目。
エサ不足。
赤ちゃんにエサが行き届いていておらず、エサ不足になっている可能性があります。
コリドラスの稚魚は大人と同じで、結構大食いです。
でも、大人と違うところが1つあって、小さいコリドラスは砂を掘れません。
これは、赤ちゃんを含む、小さいコリドラス全般に言えるんですが、体が小さいと、上手く砂を掘れないんです。
例えば、僕が飼っているコリドラスピグミーも、コリドラスパンダの稚魚も砂を掘れません。
エサを砂に埋めてしまうと食べられないから、砂に埋める以外の方法を選ばなければいけません。
解決策.アヌビアスナナの根の中にエサを噴射
大人と稚魚で分けてエサを与えます。
▼大人用
▼稚魚用
僕がしている方法は、アヌビアスナナの根の中に、エサを噴射することです。
なんで、根の中にエサを入れるのかというと、
- 大人が入れない
- 水流でエサが飛びにくい
という理由からです。
大人が入れない
アヌビアスナナが育つと、根が伸びて大人が入れない空間ができると、原因1の対策に書きました。
そこにエサを入れます。
すると、小さな魚だけがエサを食べることができます。
水流でエサが飛びにくい
もし、砂の表面にエサを撒くのもいいんですが、水流が来たらすぐに飛んで行ってしまいます。
しかし、アヌビアスナナの根の間にいれると、飛びません。
根の上には、しっかりした葉っぱがあって、水流を葉っぱの上だけで流してくれるから・・・だと思います。
水流でエサが飛びにくいことで、稚魚がエサを食べられます。
さらに、無駄になるエサが少なくなり、結果的に汚れにくくなります!
エサが足りているかどうかの判断方法
これは、僕の経験で感じることなので、間違っているかもしれませんが…
エサをあげていないときに、水槽の前面に出てきている
と、エサが足りている目安になると思っています。
長くなりましたが、稚魚が育たない2つ目はエサが足りていないこと。
- 稚魚も大人と一緒で大食い
- 体が小さいと砂を掘れない
- 他の魚に取られないようにエサをあげる必要がある
- 食べているかのサインは、大人も含め、ゆっくりとしている(…多分)
原因3.栄養が足りていない
長くなってますが、最後の3つ目の理由。
栄養失調。
他の記事でも、しつこく書いてるので、さらっといきます。
稚魚は成長期にあたります。
骨を大きくしたり、肉を増やしたりするために、栄養豊富なエサが欠かせません!
ということで、栄養豊富なエサを与えましょう。
僕はブラインシュリンプが一番だと思います。与えるようになってから、ガンガン増えるようになったので、本当にオススメです。
詳しくは別の記事で書いてるため、以下よりどうぞ!
稚魚が育たない理由3つ目は栄養が足りていないこと。
オススメの解決策はブラインシュリンプを毎日孵化させて、与えることです!
まとめ
長い間お疲れ様でした。内容をまとめます。
コリドラスの稚魚が育たない原因3つ
- 隠れ場所が少ない
- エサを食べられていない
- 栄養が足りていない
対策方法は、
1.アヌビアスナナを置こう!
稚魚が食べられないようにバリアになってくれる。エサをあげるときにも大活躍。
2. 毎日ブラインシュリンプをあげよう!
栄養豊富で、強く丈夫な身体が出来上がります。
本当にアヌビアスナナはオススメで、
丈夫だし、幅広い水質で育てられるし、成長がゆっくりだからトリミングで忙しい…なんてことにもなりません!
以上、赤ちゃんが上手く育たない…となったときの参考にしてもらえると嬉しいです。
以上です!
はじめまして。
コリドラスと浮き草が大好きなパンチと申します。
水槽を新調しようと目論んでいてオーバーフロー水槽に興味があります。ズバリ!オーバーフロー水槽で浮き草は可能なのか?詰まってそれこそ水槽から外にオーバーフローしてしまうのではないか?不安でオーバーフロー水槽に手を出せないでいます。どうかアドバイスをいただきたくコメントさせてもらいました。
ブログの内容と離れてしまいましたが最新のアクアリウムの記事だからとこちらにコメントさせていただきました。すみません。よろしくお願いします。
パンチさん、コメントありがとうございます。
まさしく、僕もオーバーフロー水槽と水草を愛してますので、コメントを頂き、すごくうれしいです。
僕がお答えできる範囲で出来る限り答えますので、引き続きよろしくお願いします。
本題の「オーバーフロー水槽で水草が出来るか」の答えですが、
僕は可能だと感じています。
自作・製品購入で、2つのオーバーフロー水槽を経験し、両方でアマゾンフロッグピットやサンショウモを浮かべた経験ですが、両者とも長期に渡って増え続けましたし、詰まったなどのトラブル経験もありません。
もちろん、すべての浮草がオーバーフロー水槽のレイアウトに使えるまでとは言いませんが、
アマゾンフロッグピットをはじめ、1株が1cmを超えるような浮草は吸い込まれることもありませんから、問題は無いと感じています。
問題は、小さい浮草でしょうか。
田んぼなどで見られるアオウキクサのような、2mmくらいの浮草はおそらく吸い込まれてしまうため、難しいと思います…。
その場合は吸い込み口を加工して、水面より低い位置から吸いこむようにすれば大丈夫と思いますが!
ですので、浮草+オーバーフロー水槽の相性は悪くはないよ!とお答えさせていただきます。
(追伸)ググッてみると、確かにオーバーフロー水槽と浮草についての記事が少ないようです。
この内容も、時間があるときに写真を載せられる記事でアップするかもしれません。
趣向が合うもの同士、今後ともよろしくお願いします。
気になることがあれば、答えられる経験でお答えしますので、お気軽にどうぞー!
追加ですみません。
濾過槽のろ材は大磯砂をお使いですけどリングろ材を使わない理由はなんですか?
僕の考えとしては手持ちのリングろ材は使ってそれ以外はネットか何かに入れた大磯砂を大量に使用しようと考えていたのですがググってみるとリングろ材を使用してる人が多いイメージです。理由あって大磯砂を使ってるのかなと思って質問してみました。
何回も質問すみません。
リングろ材を使わない理由は、節約とリユースです(汗)
特別な理由はありません。
何年も使った砂を収納しておくのも、場所を取る&もったいないと思い、使ってます(笑)
もし、手持ちに大量のリングろ材があれば、そちらを使っていたと思います。
スタイリッシュですし…(笑)
返事が遅くなりすみません。
パンチです。
なるほど。とても分かりやすい解説ありがとうございます。
ちょうど一番小さい浮き草がアマゾンフロッグピットだったので大丈夫そうですね。これで前向きにオーバーフロー水槽を検討できます。ありがとうございます。
ちなみに購入を予定してるのは「すいそうや」さんのオーバーフロー水槽セットです。120×45でマグネットポンプに仕様変更してもらおうと思っています。浮き草の相談もしてたのですがどうしても実際に浮き草とオーバーフローを実現してる悠々さんのひと押しがないと不安だったもので…クリスマスセールなので今週末までに決めないといけないので焦ってます。オーダーメイドなのでもし浮き草対策でこんな加工もいいんじゃないみたいなのがあれば教えて下さい。ノーマルでも大丈夫そうならそのままでやってみようと思っています。
そうなんです。なかなかオーバーフローと浮き草の水槽がなくて…本当に助かりました。
濃いめのブラックウォーターに大量の浮き草でコリドラス飼育してる変態なのですがとても参考になりました。今度ともよろしくお願いします。
いえいえ!
ちょうど、写真を踏まえた別記事を書いております。
ネタを頂きました、ありがとうございます(笑)
http://nadegata.info/overflow-duckweed/
120×45・・・
羨ましい限りです!
その水量ならマグネットポンプが必要かもしれませんね!
僕も昔、自作の90のスリム水槽でオーバーフローをしておりましたが、マグネットポンプはオーバースペック過ぎたことを思い出します…。
浮草の吸い込みに関しては、問題ないと思いますので、是非とも背中を押させていただきます。
また、オーダーメイドの加工について、もっと小さい浮草を…とのことでしたら、水面からは吸い込まないように、蓋を追加するなどですかね?
(水面2cmから以下より吸い込み口が来るようにする…んですが、文字で伝えられる自信がないため、別記事にイラストを描かせていただきます。)
でも、アマゾンフロッグピットが一番小さいとのことですから、大丈夫でしょう!
ブラックウォーター×浮草×コリドラス。
是非とも見てみたいですね!
機会があったら、写真の公開?お願いしたいです!(笑)
返事ありがとうございます。
そして最新の記事、拝見させていただきました。わざわざブログにしていただけるなんてありがとうございます。とても分かりやすくてこの場でお礼に変えさせてもらいます。
コメントの返事はブログにみな書いてあったので割愛させていただきます。
あっろ材の大磯は特別な理由ないんですね(笑)ろ材はもう少し考えてみようと思います。
いやいやうちの水槽なんて見せれるレベルではございません。
なんか体高のあるコリドラスに惹かれるんですよね。まだまだ数は少ないですがオーバーフロー水槽立ち上げたら今よりスーパーシュワルツィとかレセックスを多く導入して群れを楽しみたいです。いい写真が撮れたらその時に送りますねΣ(´∀`;)
濾材悩みも楽しいですもんね!
話はそれてしまいますが、流動フィルターもロマンがあって、試してみたいです。
大学生の時、就職活動で、群馬の某ペット通販さんの見学に行きましたが、オーバーフローの濾過槽に大量の流動フィルターが舞っておりました!
レセックス!恥ずかしながら、初めて見ました!
背びれがすごいですね!!
水流があるほうが発達が促されるのでしょうか!
マグネットポンプからの水流はかなり強力でしょうから、楽しみですね!!
ぜひぜひ、いつでもお待ちしておりますm(__)m