コンパネ1枚から、木製の燻製器を自作しました。
結論から言うと、
めっちゃ良いです!!
既存の段ボール燻製より、空間が広くなったことで、美味しい燻製が作れるようになりました!
実は、作成の段階で失敗しまくって、作らなかったら良かった…と思う瞬間もめっちゃありましたが、
出来上がったもの自体は大満足です。
コーナンのDIYスペースと工具を借りることで、1200円くらいで完成しました。
時間があるときにいかがでしょうか。
燻製を適度に作る人で、コゲたり、熱が通り過ぎる…って人にはオススメです。
作成の目的
当ブログでもオススメしていた、段ボール燻製。
毎週のように、安い肉を燻製にして、保存食・おつまみを作っていました。
かなり満足していたんですが、半年間、毎週のように使っていると、段ボール燻製の改善点が見えてきました。
- 容器が小さい
- 小さいから一気に熱が伝わる
- つまり、コゲたりする
- 段ボール=紙だから弱い
- 毎週使ってると、湿気を吸って、ヘニョヘニョになる
- 新品交換もできるが、網のサイズに合う段ボール探しをすることになり、地味に大変
- 開け閉めするたびに、ガムテープ(消耗品)が必要
ということで、
大きくて、ガッチリした燻製器が欲しくなりました。
とは言え、お金をたっぷりかけることは出来ません。自作してしまいましょう。
コンパネから自作
自作する…となると、木とか金属とかが候補にあがります。
金属の燻製器って、いかにもプロって感じがしますよね。
でも、僕に金属を加工させたら,得体のしれないもの出来上がる未来しか見えません。
ここは堅実に、木に決定。
「木製 燻製器 自作」で調べると、コンパネという1枚板より作るのが王道パターンみたい。
僕も先輩方に乗っかり、コンパネで作ることにしました。
そうと決まれば、コーナンへ直行。現地で設計図を描いて、作ることにしました。
▼ウォシュレット交換の記事でも登場した、コーナンのDIYコーナー。
身分証明書があれば、誰でも無料で工具と場所が使えます!
平日に使っている人は僕1人でした!
▼設計図を現地で描く(この通りに作ってもできません。なぜなら、木の厚みを無視しているからです。)
▼設計図より、1mm単位で機械カットしてくれます。ちなみに、スマホのコーナンアプリを見せたら、10カットまで無料でした。?
コーナンで作業すれば、何がすごいって、欲しいものがすぐに手に入る。
ネジ、クギ、開閉のための蝶番なども、欲しくなれば、その場で即決。すぐに買える。ガチで1分。プライムnowなんて目じゃない早さ。
▼後述するけど、蝶番なんて使わないんだけどね…。
こうして作業をするんですが…失敗します。
失敗風景を晒しても、仕方が無いので、完成したところから報告します。
ちなみに、失敗した原因は以下を考えてなかったこと。
- 板の厚みの存在
- 実際の組み立て方法
- 組み立て手順
できた燻製器
紆余曲折あり、何とか完成させました。
ざっくり説明すると、
コンパネを切った材料で箱を作った…です。
カラーボックス買った方が早いんじゃねぇか…
扉を開けた感じ。結構大きい。
上に載っているのは、サーモスタット。下に入っているのは、電熱器です。
開閉は、おかもちの感じ。
手をかけているところは、持ち手の部分。上にスライドさせると、スルスルっと開きます。
▼この木のバーツは、扉が前にバタンと倒れないようにしています。
材料を置く場所
燻製するための材料を置く方法は、焼き網にしました。
網はダイソーです。50×30cmの網をペンチで切ったり、曲げたりして、燻製器のサイズに合わせました。
▼木の板をガイドにして、両端を垂直に曲げました。
▼ペンチでカットしました。軽い力で切断できます。
▼網を設置した様子。
網は木の棒の上に引っかかってます。端切れの部分を貰ってきて、ネジでくっつけました。
早速、ベーコンを作ってみた
燻製器の完成を予定していたので、ベーコンを下処理して待ち構えておりました。早速、燻製器の実力をチェック。
▼ピチットシートで脱水
▼網にセット。
このまま、2時間。65℃で燻製しました。
気温19度くらいで、1分1℃くらいの温度上昇。
できました。
木製の燻製器の良かった点
木製の燻製器で、段ボール燻製より良くなった点はこんな感じ。
- 温度上昇のスピードが遅い
- 熱源が遠いから、肉に直接熱が通らない
- つまり、温度ムラがない
- 軟らかい燻製ができる
大満足です。
空間の広さが効いてますね。
結果、肉を熱源から離すことが出来て、美味い、柔らかいが実現できました。
熱源の影響を受けにくいということから、サーモスタットの温度管理もより正確になったはず。
まとめ
コンパネより燻製器を作成して、大満足した…というお話でした。
- コンパネ1枚で作れる
- 結構大きいサイズの燻製器ができた
- 大きいことで、肉を熱源から離せる
- うまい燻製が作れる
- コントロールもしやすい
- 大正解
ということで、大きい燻製器、めっちゃいいですよ!
週末に2000円片手に、コーナンに行けば、夕方から美味しい燻製が作れます!
段ボールよりも、より美味しく・イージーな燻製作りができるので、いかがでしょうか。
結果的に、大失敗。
DIYをナメまくったツケを僕は払うことになります。