段ボールを使った格安・簡単燻製方法を紹介する記事。
お手持ちにあるAmazonなどの段ボールに加えて、ダイソー等の100均でBBQ用の焼き網さえ買えば、どこでも簡単にできます。
僕は普段の燻製でも、スモーカーを用意せずに、段ボールで済ますことがほとんど。
汚れても気兼ねなく交換できるし、材料調達も簡単。
花見、BBQなどのシーンでも大活躍です。
燻製したいけど、初期投資もあるしなぁ…とか思っている人は、是非やってみましょう。
目次
段ボール燻製とは
スモーカーに段ボールを使う燻製。
ホームセンターや、Amazonなどで専用の段ボールの燻製器が売られていますが、普通の段ボールで作れます。
手間もほとんどかかりません。
何を用意したらいい?
焼き網と段ボールを用意しましょう。
焼き網は安いもので大丈夫。ホームセンターでは980円くらいする焼き網も売られていますが、100均で全く問題ありません。
段ボールはサイズに注意。オススメは中~大サイズで、穴が開いていないものを。
また、食品を入れるから、清潔なものを選びましょう。
2種類の作り方
それでは、燻製器の作りかたを紹介します。
結論から言うと、2種類の作り方があります。
どちらもそれぞれにメリットがあるので、お好みで選べばOK。
- 切り込みを入れるタイプ
- 串を四隅に刺すタイプ
段ボール内に、網を固定すれば完成、なので、網を固定する方法が2パターンあるということです。
後述しますが、串を四隅に刺すタイプが煙が逃げにくく、僕的にはオススメです。
1.切り込みを入れるタイプ
まず、1つ目の方法。
段ボールの壁面2カ所(向かい合う部分)に切れ込みを入れ、網を固定する方法。
▼段ボールに切れ込みを入れます。
大き目のナイフで横からブスリと刺して、そのまま真横にスライドすればOK。
▼切った溝に焼き網を差し込みます。
つまり、焼き網の横幅だけ切れ込みを入れておく必要があります。
▼焼き網の固定が完了しています。
後は、ここで燻製をすれば完成です。
この方法のデメリットは、切れ込みから煙が逃げやすいこと。
ただし、簡単に作ることができるので、キャンプなど即席で作るシーンでは大活躍するはず。
刃物を上手に使って、一瞬で作り上げることができれば、めっちゃワイルドに見られます(笑)
2.串を四隅に刺すタイプ
2番目の方法。
串を四隅に刺し、串の上に網を置くことで、網を固定します。
また、イラストで紹介です。
▼段ボールを真上から見て、串を四隅に刺します。
焼き鳥用の金属の串がオススメですが、なければ竹串、木の棒でも構いません。
▼貫通した串の上に、焼き網を載せます。これだけで完了。
▼燻製すればOKです。
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この方法のデメリットは、串を指す作業がチマチマしているように見えて、キャンプに向かないかも。
後、貫通した串の先端が足に刺さることがあるので、少々キケンかもしれません。
でも、煙の密封性が良いので、効率よく燻製を作ることができます。
僕のオススメはこっち。
▼串・網を何段か作ったり、大きい段ボールを使うと、大量の燻製も作れます。
スモークする方法 2パターン
以上で段ボールスモーカーが完成しました。
ここからは、実際にスモークする方法を紹介します。
以下、2パターンがお手軽、安全でオススメ。
- 電熱器+スモークチップ
- スモークウッド
1.電熱器+スモークチップ
電気がある場所では、電熱器+スモークチップ
電熱器は長く使えるし、チップは低コストだから、今後も燻製を作りたい人にオススメ。
▼電熱器を段ボールスモーカーの底に設置。
▼金属の皿(コーヒーの上蓋を流用しています)にスモークチップとピートを少量載せます。
後は、電熱器の電源を入れて、段ボールを密封したら完成。
また、電熱器は電気で動きます。
サーモスタットを組合せると、温度の自動制御ができます。
一定の温度になったら、電熱器を停止。
温度が下がってきたら、また稼働・・・なんてことができます。
燻製がめっちゃ楽に作れるから、好きな人は是非!!
以下の記事で紹介しています。
2. スモークウッド
スモークウッドを使った方法もオススメ。
電気がいらないので、野外で簡単に燻製が作れます。
スモークウッドとは、スモークチップよりも細かい木屑が押し固められた棒状のもの。
ウッド自身にライターやバーナーで火をつけたら、継続的に煙を出してくれます。
ということで、ウッド以外に火を付けるものさえあれば、燻製ができます。
また、電熱器よりも熱が生じないので、夏場の燻製にも重宝します。
段ボール燻製のメリットを4行で。
一度、まとめます。
段ボール燻製についてまとめたら、こんな感じ。
- 汚れたら、躊躇なく交換できる段ボール
- 焼き網があれば、簡単に作れる
- 電気があれば電熱器+スモークチップ。なければ、スモークウッドがオススメ。
- キャンプでも活躍するし、お手頃燻製に最適。
軽いし、汚れても簡単に取り換えられるし、処理も簡単だし…
ということで、実際に使って便利な点は山ほどあります!
低温で燻製する場合:氷を置く
テクニック…というほどでもありませんが、低温で燻製する場合。
例えば、スモークチーズを作る場合。
夏場に燻製すると、段ボール内の温度が上がりすぎて、チーズが溶けてしまうことも。
他にも、温度が上がりすぎるとお肉が固くなってしまったり…とかもあります。
ですので、以下の方法を覚えておくと、燻製の世界が広がるかもしれません。
網を増やして、煙と食材の間に氷を置きます。
ポイントは袋入りの氷を使うこと。
氷をむき出しのままで使うと、スモークウッドに溶けた水がしたたり落ちてしまいます。
コツ: 焼き網と段ボールの選び方
焼き網と段ボールはいろいろな大きさがありますが、オススメの選び方があります。
それは焼き網の大きさに合わせて、段ボールを選ぶということ。
実体験なんですが、段ボールに合わせて、焼き網を物色すると、なかなかいいサイズに出会えないことも。
そこで、大きいサイズの焼き網を先に購入。
焼き網の大きさに合わせて、スーパーなどで段ボールを選ぶと、サイズに合ったものが選べるかと思います。
▼ダイソーで41cm×41cmのBBQ用の網を購入
▼42cmの段ボール
▼すっぽり収まりました
ということで、
手に入りやすい焼き網を基準に、段ボールを選ぶのがオススメです。
コツ:再利用方法
僕は燻製に使った焼き網を再利用しています。
ということで、再利用方法の紹介。
燻製後、焼き網を中性洗剤&スポンジで食器を洗うように洗浄。そのまま乾燥させます。
そして、使う前に火であぶって殺菌します。
▼焼き網を炙るのは、カセットコンロを使うと便利。
BBQ&セラミック焼き網用のカセットコンロですが、使いこみ感が出過ぎですね。
炙ったのち、サラダ油などを塗ります。
そうすることで、燻製時に肉などが網にくっつくことを抑えられます。
▼サラダ油などをティッシュにしみこませ、軽く拭けばOK。
まとめ
段ボールを燻製スモーカーにする方法でした。
- 段ボールを燻製のスモーカーに
- 100均の焼き網、大き目の段ボールを用意
- サイドに切れ込みをいれるか、四隅に串を刺せば、完成。
- 電気の有無に応じて、スモークチップかウッドを選ぼう
- 焼き網も再利用できる
キャンプやBBQの場で、さっと燻製すると、みんな喜んでくれます。
安いスモークウッドをAmazonであらかじめ買っておき、スモークウッドとガムテープだけ所持して、段ボール等は現地調達。
結構、褒められますよ!
褒められたい方、どうぞ!
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スゴイなぁ~!
コメントありがとうございます!
コストをかけずに、美味しいおつまみが作れますから
是非とも、どうぞー♪