アクアリウム用、自作の二酸化炭素添加方法についてのDIY記事です。
- 工具なし!
- 簡単!
- 安い!
100均の製品を使うと、発酵式CO2システムが簡単に作れます。
水草水槽に二酸化炭素を添加して、気泡があふれる水槽を作りましょう!
目次
簡単な導入
CO2は二酸化炭素です。
植物は二酸化炭素を使って、光合成を行います。
しかし、水槽は二酸化炭素が少ない状態がほとんど。(大気中でも0.03%しかない!)
結果、二酸化炭素が不足していて、光合成を少ししか行えていないことが多いです。
もし、水槽内に二酸化炭素がたくさんあれば、水草はたくさん光合成が行えます。
そこで、僕たちが二酸化炭素を水槽内に溶け込ませることで、
水草にとって、よりよい光合成環境を作ってあげようということです。
そこで問題
費用。
専用のものはメーカーから売られていますが・・・高いです。
製品の値段はもちろんのこと、維持費が結構かかります。
システムに5000円。
そこから、ボンベを買う維持費が毎月1000円・・・など。
僕も、子どもの頃は欲しかったものの、諦めざるを得なかったことを思い出します。
二酸化炭素添加の自作について
自作で用いられる方法は大きくわけて3つ。
- 発酵
- 化学反応
- ボンベ
以下、紹介する方法は発酵させる方法です。
発酵式CO2添加
発酵式は、イースト菌が作り出すCO2を水槽にいれちゃいましょうという方法。
イースト菌に砂糖を与えると、二酸化炭素が生じます。
この二酸化炭素を水槽内に溶け込ませるのです。
しかし、いざ作るとなると、手間がかかる。
ペットボトルのフタに穴をあけて、ホースをつなぐ器具を接着して・・・
など、めんどくさがりな人には結構大変・・・。
今回、紹介するものは違います。
100均の製品を活用すれば、とても簡単に作ることができます。
※原案は私ではありません。ネット上にあったものを体系的に紹介させて頂きます。
用意するもの 総額500円未満!
- Seria 掃除道具の一部
- 逆流防止弁
- エアホース
- エアストーン
- 炭酸飲料用 ペットボトル
1.Seria 掃除道具の一部
「自由に使える、3wayサッシブラシ ペットボトルに取り付けて どこでも水洗い!」と書かれてます。
要は、ペットボトルの先端に取り付けて、水を少量ずつ出せるお掃除グッズ。
これが、ペットボトルとエアホースをつなぐために使えます。
100均一 Seriaの掃除道具売り場にありました。108円。
2.逆流防止弁
名高いチャームで購入。118円でした。
無くても成立しますが、水槽内の水の逆流を防ぐためにも、取り付けることをオススメします。
3.エアホース
お好きなものを。チャームで1m 105円です。
4.エアストーン
これもお好みで選んでOK。
僕はホームセンターで一番安かったもの 140円。
泡が細かく出るものは、表面積が大きくなるため(体積比)より効率的に溶け込ませたい人は、選べばいいかも!
CO2専用や、いぶきエアストーンは添加に向いていると定評があります。
4.炭酸飲料用ペットボトル
必ず炭酸飲料が入っていたペットボトルを選んでください。
普通のペットボトルでは破裂する危険があります。
炭酸飲料用のペットボトルは、丸くて凹凸が少なく、厚めで固く、口部は透明。これは、炭酸ガスの内圧に耐え、ボトルの変形を防止するためです。
キリン ペットボトルの秘密より引用
サイズは大きいのがオススメ。容量は500mlでも出来ますが、材料を少ししか入れられない=二酸化炭素が出る時間が短いです。
1?を今回使いましたが、2?がオススメ。
装置を組み立てよう
ペットボトルに掃除道具を取り付け、エアチューブ、エアストーンを取り付ける。
エアホースの途中に逆流防止弁を設置したら、完成。
いきなり、完成で申し訳ない!
1つずつ解説しようと思ったものの・・・動画を作るのに精いっぱいで力尽きてしまいました(笑)
作成の詳細を見たい場合、動画の前半部分をご覧ください。
反響があれば、画像・テキストの詳細を作成しますm(__)m
発酵式システムに材料を投入
- 砂糖
- イースト菌
- 塩
- 水道水
1.砂糖
1?に対し、200g (500mlであれば、100g)
容器の大きさに合わせて、倍増させてください。
砂糖の種類は上白糖、グラニュー糖…なんでも構いません。
2.イースト菌
2g(動画では2g を使ったものの、1gでもよかったかも)
砂糖を餌に発酵して、CO2を出してくれる、このシステムの主役。
3.塩
発酵のスピードを弱めてくれる、ブレーキの役割。
後で紹介しますが、イースト菌が活発になりすぎたときは更に投入すれば良いです。
4. 水道水
1?の場合800ml。
これらを混ぜて、システムにいれると完成。
設置
後は水槽周辺に設置すれば完成です。
設置で気をつけることは「温度」
イースト菌は25度以上で活発にCO2を出します。
20℃以上になりそうなところに置きましょう。
僕は濾過槽の中に突っ込んでいます。他にも、照明の上も良いかもしれません。(重量が許すのであれば)
CO2の放出具合
設置してから、12時間後を撮影しました。動画の2:14くらいです。
これくらいで維持していますが、暖かい時期はどんどん出てきます。
大量に出てきたときの対策は、塩を大さじ1杯ずつ溶け込ませること。
もし、溶け込ませ過ぎた時には、リセットするしかなくなるため、一気に溶かすのは辞めましょう。
1日1回くらいで様子を見て、微調節するのが大切です。
対策:ペットボトルのキャップが密閉できない
コメントにて、ペットボトルとキャップが密閉できない悩みをいただきました!
→シールテープで解決できました。
シールテープとは、水道管などのネジ部分に巻いたりして、水漏れを防ぐもの。
これは、ペットボトルのネジ部分にも有効でした!
▼このペットボトルは漏れます。凹ませて、キャップを締めても時間が経つと、膨らみます。(キャップ部が漏れて、外から空気を吸っているんでしょう)
▼シールテープをペットボトルのキャップを取り付けるネジ部分に使います。
▼シールテープは右回転に巻き付けます。キャップを締める方向(右回転)と同方向にすることで、ゆるみを防ぐ目的。
▼シールテープを巻いた状態で、キャップを締めて放置しても、膨らまなくなりました(外から吸い込まなくなりました)
ガス漏れする…と悩んでいるなら、一度お試しください!
シールテープは、通販でも勿論、ホームセンターの水道コーナーで安価に手に入れられますよ!
作ってくれた方の紹介
この記事を見て、実践して頂いた方の紹介です!
僕だけの意見だけではなく、他の方の体験談を見ると、よりいいと思います。
まとめ
以上で設置まですべて完成しました。
- 二酸化炭素を溶け込ませると、水草の成長を高められる
- 発酵式のCO2添加システムが安く、簡単
- Seriaの掃除道具を使えば、さらに簡単
- 材料費も安いし、お手軽
- ということで作りましょう
一人でも多く、お金を気にすることなく水草が育てられると嬉しいです。
アクアリウムを楽しみましょう♪
コリドラスの繁殖の記事など、アクアリウム記事を他にも書いています。
何時間ぐらい二酸化炭素が出てくるのか知りたかった(´;ω;`)
あみぃさん、こんにちは。
結論から言えば、48時間くらいでしょうか。
ただし、環境によって異なるため、実際に調整することになると思います。
温度、砂糖の量、塩(重曹)の有無で、出る量と出る期間は調整できます。
温度→高くしたら、瞬間的にCO2出る量増える、けど長くは持たなくなる。低くしたら逆。
砂糖→多くしたら、瞬間的にCO2出る量増える、けど長くは持たなくなる。低くしたら逆。
塩→入れると、あんまりCO2出ない、けど長く持つ
また、塩は入れすぎるとよくないので、微量だけ入れて調整するのがいいです。
以上、参考になれば幸いです!