ビールを自作するにあたって、
発酵栓(エアロック)を取り付けた容器が必要になります。
- 発酵栓、何かで代用できない?
- 発酵栓は、絶対使わないとダメかな?
- 自作できたらいいんだけど…
こんなあなたに向けて書きました。
専用のキットを買うのも良いんですが、
自作できそうな気がすると、僕も考えて、作りました。
→すでに何回か使って、改善点も見つかったため、記しておきます。
(2017年5月26日 追記)
真似するのは、ちょっと待った方がいいかも。
友人より、ツッコミを頂きました。(作り方の下に後述)
目次
そもそも発酵栓って必要なの?
なくてもなんとか…ならないんです。残念ながら…。
なければ、爆発するか、もしくは失敗することになるからです。
何故ってところを掘り下げてみましょうか。
ビールが発酵する時に二酸化炭素が発生します。
24時間後には、パンパンになるくらい。
蓋を閉めたままだと、内部の圧力が高まって、最後には爆発します。
それを防ぐために、内部の二酸化炭素を排出して、圧力を下げる必要があります。
じゃあ、穴を開けるのはどう?
確かに、穴を開けたら…と思いますが、厄介なのは外の雑菌。
穴があると、雑菌が入るんです。
雑菌が入ると、ビールはすぐに汚染してしまいますから、
穴を開けるちゃうとダメなんです。
まとめると、
- 中の二酸化炭素は外に出す
- 外の雑菌(空気)は中に入れない
つまり、一方通行(内部から外に向けて)の栓が必要なんです。
これが発酵栓、エアロックと言われるものです。
エアロック、発酵栓の必要性は分かったけど…どうしたら?
取り付けたらいいだけなんですよ。
それだけで、タンク内の気体は一方通行に、内部から外に向かって のみ排出する状態になります。
あれ?自作は!?
そうです!僕は買うのではなく、自作しました。
使ったのは、アクアリウム用の逆流防止弁。
▼これをポリタンクの蓋に穴を開けて、ボンドで取り付けました。
ただね、1個目だから、改善点もあるんです。
どこが改善点なのか…を踏まえて、まずメリット・デメリットを紹介しますね。
逆流防止弁を使うメリット・デメリット
メリット
- 安い
- 割れない
- エアチューブが付けられる
▼エアチューブが付けられると、
水に突っ込むだけで、発酵してるかすぐ確認できるからね!
デメリット
- 安っぽい
- (今のままでは)汚れやすい
- 交換・洗浄できない
洗浄できないのは、かなり致命的。
ということで、交換できるタイプを考えました。
以下です。
自作方法(改良後)
ポリタンクの蓋に穴を開けて、
エアチューブ用のストレートジョイントを差し込み、ボンドで固定。
エアチューブを取り付けて、その先に逆流防止弁を装着。
おわり。
▼ちなみに、ストレートジョイントってこんなやつ。
こうしたら、逆流防止弁も汚れにくいし、いざとなれば交換できるし!
エアチューブ、ストレートジョイント部分は漬け置きとアルコール消毒でバッチリのはず。
いいね。
追記 2017年5月26日 逆流防止弁必要なくね?
これを読んでくれた友人より、LINEが届きました。
大気圧+発酵で生じる二酸化炭素で、常に正圧になるはず。
もちろん、温度が急激に下がったり、高いところに持っていったりしたら別やけど。
(…はっ!そういうことか!)
ということで、
ストレートジョイントから伸びるチューブを水中に置いているだけで十分な気がしますね。
まぁ、水の中で雑菌がいる…可能性もあるから、
逆流防止弁が保険にはなるかもしれませんが!
うーむ。わからん!
ということになりました。
顕微鏡で確認とかする気にはなりません。
僕が人柱となって、ダメかどうか判断いたします。
【悲報】ビール捨てた 記事がアップされるかもしれません。楽しみにしていてください。
(追記終わり、R君ありがとう。)
ちなみに、蓋に穴を開けるのは、金属の棒とライターでも
力ワザでなんとかなりますよ。
ねぇ、手間とか考えたら、市販のエアロック買った方がよくない?
…かもw
確かに価格もそう変わらない…し。
たっ、ただ、専用のポリタンクじゃなくて、
市販のポリタンクでできるのがいいですよ!
ということで、強がる僕は
市販のポリタンクを使い続けようと思います。
まとめ
- ビール作りにはエアロックが必要
- 逆流防止弁で代用した
- 改良したら、汚れにくいし交換もできるよ!
- 汎用のポリタンクで使える
ということで、汎用ポリタンクで発酵栓に悩んでいる方いかがでしょうか。
正直、ここにお金かけるならビールの材料にお金かけてほしいなと思います!
僕もそうでした!
これからもビール作りを楽しみましょう!
こんにちは、自作ビール作ってみたいです。
ここに掲載のアマゾンのビールキットではこのエアロックは付いているのでしょうか?
工作は苦手なので。
返信が遅れてしまい、ごめんなさい。
掲載のビールキットとは、こちらでしょうか?
https://amzn.to/2Jfqnx5
上記の商品は、エアロックついていますね!
蓋の上に飛び出ている、透明の物体がそうです。
一度、作ってみたらハマりますよ!
ちなみに、僕が紹介している作り方(モルト缶より作成)は初心者向けの方法で、”おいしくない”とされています。
それでも、自分で作ったという雰囲気で美味しいのですが…。
麦から絞って作る…(フルマッシング等で検索して頂ければ)などの”市販より美味しい”とされる上級者向けの方法もありますから、
ビール作りは本当に奥が深そうです。
是非ともチャレンジしてみてはいかがでしょうか!
自分も同じことしました(^^)でも意外と高いので(後壊れる)、自転車用のスーパーバルブで同じことができますダイソーで2個100円!しかもステンで10回は使えますよ。
情報ありがとうございます!
そうなんですか!?
自転車用を流用してしまうなんて、素晴らしい目の付け所!
構造と求められる要素を理解できているからこそですね。
実際に見てみることにしますー!
ありがとうございます。