延長コードを自作する方法。細い穴に通せて、理想の長さの電源ケーブルを手に入れよう!

延長コードを自作する方法を紹介する記事。

 

自分で延長コードを作るって、なかなかないと思うんですが、やってみました。

何が良いって、
自分好みの長さが作れる!ことです。
なかなかピッタリ合う延長コードが無いんだよね…って時には、役に立つかもしれません!

 

作業自体は、めっちゃ簡単ですが、電気の知識を持った方のみ真似してください!
それでは、いきましょう!

自作延長コードって?

売ってる電線に、プラグのオス・メスを両端に取り付けたもの。

これよりシンプルな電気工作が無いくらい、シンプルなものです。

延長ケーブル完成

 

使った電線は、VCTFK。

ビニルキャブタイヤコードという種類で、平べったくて、軟らかいコードです。

VCTFK

太さは 2.0mm^2。

一般家庭などの屋内配線で使われるVVF1.6mm×2芯のケーブルと、ほぼ同じ断面積。

小型の電気製品についてる、電源コードと同じイメージをもってもらえればいいです!

作業の動画もあります。

 

自作のメリット

自作延長コードのメリットは、2つ!

 

メリット1.自由な長さ

当たり前ですが、好きな長さの延長コードが作れます。

4mくらい欲しいんだけど、5mしか売ってないんだよなぁ…みたいな、微妙な長さが欲しいときに、ピッタリのサイズが作れます。

 

メリット2.細い穴に通せる

コードが通れば、どんな穴にも通せます。

というのも、何もついていないコードを先に通し、通した後で両端にプラグを取り付けることが出来るからです。

 

人生の中であまりないかもしれませんが、便利な時が来るかも。

ちなみに、僕は金網の中に延長コードを伸ばしたいときに活躍しました!

 

▼地下室の金網。普通の延長コードが入らなかったけど、コードを通して、通した後でプラグを取り付けました。

地下室へ自作延長コードを伸ばす

 

屋内配線用のため、注意

屋内で使用するための電線です。

屋外で使用した場合については、書かれていません。
つまり、屋内以外の場所で使った場合、電気的な事故につながる可能性があります。

真似しないでください。

 

作り方

作り方を紹介していきます。
めっちゃ簡単なんだけど、いつものごとく、写真たっぷりで紹介します。

 

作業1.好きな長さに電線をカット

好きな長さの電線を用意します。

▼100mを購入したら、こんな感じで届きます。

VCTFKが100m

▼グルグル巻きの状態で入ってます。

梱包をほどく

▼今回は5メートルくらい使いました。

約5メートルで切断

 

作業2.プラグのネジを外す

電源プラグのオス・メスを用意します。

▼よく見慣れているコンセントに刺すプラグです。

ACプラグのオスとメス

▼外側のネジを、プラスドライバーで外します。

プラグのネジを外す

▼開きました。

プラグのネジを外し、開いた

作業3.2種類の被覆をストリップ

電線をプラグに取り付けます。

VCTFKは電気を通さない被覆が、内部の銅線を2重に覆っているから、取り除いて、露出させます。

 

▼どれだけの長さをストリップするか、見極めます。

ストリップする長さを確認

▼2.0mm^2の外装被覆と、VVF1.6mm×2芯の太さはほぼ同じなので、ストリッパーでサクッと剥きます。

ケーブルストリッパーで外装被覆ストリップ

▼外装ストリップ完了。

外装被覆ストリップ完了

▼より線用のストリッパーで、内装被覆もストリップします。

より線用ストリッパーで内装被覆ストリップ

▼さくっと完了。

内装被覆ストリップ完了
ワイヤーストリッパーはたくさんの工具メーカーが製作・販売しています。
何を選べば良いかわからない…って時は、表でまとめられているサイトから探すのが便利。

RSコンポーネンツのページとか、ケーブルタイプ・太さの要素別でワイヤーストリッパーが選べます!

作業4.プラグにネジ止め

電線を取り付ける作業です。

▼内部のネジを取り外します。

プラグ内のネジを外す

▼ネジを締める方向と同じ(右巻き)になるように、より線をねじります。

ネジを締める方向により線を巻く

▼プラスドライバーでしっかりと締めつけて、取り付け完成。

メスのプラグに電線取り付け完了

▼もう片方も同様に作業を進めます。

オスのプラグに電線を取り付ける ネジを締める方向により線を巻く オスの電源プラグに電線取り付け完了

▼取り付け完成です。

取り付け完了

 

完成

お疲れさまでした!作業は終了です!

延長ケーブル完成

細いすき間に通したい時は、コードを穴に先に通し、通した後にプラグを取り付けましょう!

 

危険例:絶縁電線の露出

ここで危険例の紹介を。

プラグの付け根から、絶縁電線(白と黒の線)が見えていると、危険です。

取り付けの危険例

なんで危険かと言うと、白と黒の被覆は電気的に絶縁するための被覆。対摩耗だとか対衝撃ではありません。
だから、とんがったものが当たったり、こすれたりすると、破れたりして、漏電する可能性が。
危険ですね!

逆に、外側にある外装被覆(白とかグレーのシース)が物理的なものから守る役割です。
だから、外装被覆だけが見えている状態(=白と黒の電線が見えない状態)にしておきましょう。

 

体験者コーナー

体験者コーナーです。
当記事を読んで、実践してみた!という方がいたら、ここで紹介させて頂きます。ブログのURLや、Twitterの投稿なんかを教えてください。

この記事を読んでくれる人のセカンドオピニオン的な存在になるかなと思っています。

一番下のコメント欄もしくは、TwitterのDMより、ご連絡お待ちしています。

募集中です!

 

まとめ

電線とプラグを組み合わせて、自作の延長コードを作る内容でした。

  • VCTFKの2mm^2を使った
  • 小型電化製品のコードみたいなコード
  • 両端にプラグを取り付けるだけ
  • 簡単
  • 自由な長さのコードが作れる
  • 先端を後で取り付けたら、狭いすき間にも通せる

 

曲げやすくて、ピッタリな長さが欲しい…って時には、いいと思います!

また、大電流などを流すと事故につながります!
電流量などが理解できる方のみお試しください!

以上です!

4 件のコメント

    • みきさん、こんにちは!
      もちろん、裸圧着端子の〇やY端子は取り付けても良いですよ!
      外れにくいため、丸の方がより良いですねー!

  • 先日、久しぶりにプラグコード・プラグ(プラス側・マイナス側)を近隣の“住DEPOT”で買ってきて作成しました。丁度私のホームページにアップしたばかりです。電源コードは幾種類かの太さの中から選びました。私はいつもネジ止め部分の銅線をネジの太さに合わせて丸くし端の接触部に半田を少し滲みこませ円が開かないようにしています。画像の灰色の部分はプラグの口でコードが遊ばないように巻いた絶縁テープです。
    どうぞホームページのURLをポチッてみて下さい。
    http://teiichiotp.web.fc2.com/index.html 

    • 匿名さん、こんにちは!

      URLがうまく開けなかったため、写真等が見れませんでした…!
      はんだ付けによって、銅線を丸端子のようにするイメージですよね。
      更新したURL等あれば、見てみたいです。

      ご報告、ありがとうございます。

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