- バジルのトウが立った
- なんでトウが立ったのかと言うと、高さが伸びたことらしい
- 短く切ろう
- どうせなら、切った後に挿し芽して、増殖させてやろう
- 挿し芽した
ということで、バジルの挿し芽の方法を紹介します。
どの部分を切ったらいいか、葉っぱの香りが保たれる保存方法なども書きました!
目次
トウ立ちとは?なぜトウが立つ?
トウが立つとは、花を咲かせる前にニョキニョキっと、先端が伸びる現象のことです。
トウ立ちすると、茎や葉っぱが硬くなるし、特にバジルは香りも減ります。
トウ立ち
【意味】
「トウ」は花を咲かせる茎の意味で、花芽がついた茎が伸びた状態をトウ立ち(抽台 ちゅうだい)といいます。
トウが立つ条件は植物により異なり、バジルは、30cmくらいに大きくなったら自動的にトウが立つそうです。
挿し芽の方法・やり方
挿し芽は、切ったところから根を生やして、新しい株を作っちゃおうという手法です。
元の株からもたくさん収穫できるようになるらしいので、是非この方法をやりましょう。
作業1.根っこから20cmくらいで切る
20cmくらいの高さで育てたら、柔らかく小さな葉っぱがいっぱいできるそうです。
一緒に3株植えているんですが、他の株ではトウが立っていないため、他の株の高さだったら大丈夫だろうと判断しました。
▼ハサミで切ります
▼切りました
バジルの挿し芽、どこを切ればいい!?→Y字になるところ
どこで切ればいいんだろうと思ってたら、農家のおばあちゃんに
「Y字になるようにすればいいんよ」
と教えてもらったので、その通りにしました。
Y字になるように切ると、横の枝・葉が育って、収穫できる葉っぱの数が増えるそうです。
素直にその通りにしました。
作業2.切った箇所を水に漬けた
▼水に漬けます。
ちなみに、切り口はハサミで切りっぱなしじゃなくて、新品のカッターやカミソリでスパっと鋭利に切ると、水を吸いやすくなって元気になるそうです。
「梅雨時期は湿度・温度的に挿し芽が成功しやすいから、ハサミで切るだけでいけると思うよ」
という助言を、再びおばあちゃんからもらったため、切りっぱなしでいくことにしました。
おばあちゃんの知恵袋で、サボる作戦。
▼切り口
▼葉っぱを取りました。
一番上の小さい葉っぱあたりを残せば、大丈夫だそう。
葉っぱから、呼吸・光合成の際に水が出て行ってしまうので(蒸散)、それを防ぎ、植物の体内に水を残りやすくします。
▼メネデールを100倍に薄めて入れます。困ったら、メネデールを入れてたら何とかなるから怖い。
▼家庭菜園の必殺技教えてと言われるとメネデールと言います。
アクアリウムでも、水草をトリミングした後に、100倍に薄めたメネデールに漬けると、根っこが育ちまくる事態になるので、
ドーピングのように使えます。
多分、植物にとってユンケルを飲んだみたいになるんだと思う。
ちなみにどうでもいいですが、
根っことか、新芽が育ちまくるから、メガデールだと思ってました。どうでもいいですね。
作業3.暖かく・湿度の高い暗めの場所に置き、毎日水を変える
▼念のためコップをアルミホイルで覆いました。
このまま、25℃くらいで、湿度も高めの場所に置いておきましょう。
湿度高めるためには、ビニール袋を被せるのもいいとのこと。
後は、毎日水を変えてると、根っこが出てきて作戦成功です。
根は光が当たっていると出にくい習性があるから、全体を暗くしておくのがオススメ。
▼水が汚くなってくるから、適度に変えよう
番外編 取り除いた葉っぱの保存方法
せっかく育った葉っぱを捨てるのは可哀そうだから、香りの残る方法で保存しましょう。
農家直伝の野菜保存方法だから、葉っぱ系の野菜ならなんでも使えます。
▼ラップにくるんでいきます
▼できる限り、空気が抜けるイメージで包めばOK
こうすることで、バジルの香りが残ったまま保存することができます。
ちなみに、僕は翌日、カプレーゼを作りました。
挿し芽が上手くいかないときに試す6個の方法
枝を切った後に捨てるのはかわいそうなので、観葉植物でもなんでも、挿し芽で育ててきました。
そんな僕が知っている情報をまとめます。
- 出る枝は花が咲く枝(トウが立つ)を使う→なんか知らないけど、上手くいくことが多い。成長点があるから?
- 水の中で鋭利に切る。→切り花と一緒。水の分子間力、毛細管現象とかなんとかで、植物が水を吸う力を高くします。
- 葉っぱを取る→可哀そうだけど、付けたままだと植物が水を吐き出して、しおれやすくなります。
- 25℃・高湿度を保つ→植物にとって適切な環境だと、根が出やすい。殖えられるぜ!と意気込むのかも。
- メネデールを使う→ユンケルを飲むみたいなもんです。多分。
- ルートン(発根促進剤)を使う→こちらはホルモン系なので、完全なるドーピング。根が出やすいホルモン剤です。
▼ルートンはホルモン濃度が高くなる箇所に根が生えるというホルモン。だから、ユンケルとか言ってる場合じゃないくらい、有効だと思います。
時期外れや、挿し芽が難しい植物には使えば良いとのこと。
まとめ
- バジルがトウ立ちしそうだったから、挿し芽した
- 20cmくらいになるように切ろう
- 切る箇所はY字になるところ
- 水に漬けて、葉を取り、根が出るのを待ちましょう
- 取った葉でカプレーゼ作ったら幸せです
ということで、バジルを増やす大作戦でした。
根が出て、増えたところで作戦成功となるので、引き続き経過を観察する次第です。
バジルを植えてたら、香りで蚊を寄せ付けないみたいだし、いい匂いが漂ってくるし、美味しい料理作れるし、みんなやろう。