マニュアルフォーカスだけで…大丈夫?カメラ初心者がMFのみで1年以上撮影したから、感想まとめ

初心者がマニュアルフォーカスのみのレンズで、カメラ撮影を1年した感想記事。

興味があるレンズがあるけど、マニュアルフォーカスのみ。
「マニュアルフォーカス」だけのレンズで普段の撮影はできるんだろうか?という疑問。
これにこたえたいと思います。

  • 欲しくなったレンズがマニュアルフォーカスしかない
  • めっちゃ欲しい
  • けど、マニュアルフォーカスで使える?
  • オートフォーカスしかやったことないで…
  • くぅー、悩む…

去年の僕はまさに、こんな感じでした。
疑問を持ったまま、マニュアルフォーカスのレンズを購入し、実践し、1年が経過。

今、結論から言えば、
大丈夫!特に、MF支援機能がついているカメラなら全く問題ない!という感じです。

そりゃ、不便な時もたっぷりあります。
でも、やっぱり満足しています。

というか、ホントにオートフォーカス欲しい時には、スマホ使っちゃえばいいんです!2カメ目として。

それくらいの軽い気持ちで、
興味があるならマニュアルフォーカスやってみたらいいよ!と背中を押す記事です。

マニュアルフォーカスにした経緯

  • ニコンのエントリー機を6年ほど使用
  • ふと、ノクトンクラシックで撮った写真をWEBで見た
  • めっちゃカッコいい写真や
  • 僕も撮りたい
  • 新しいカメラ&レンズが必要だそうだ
  • …ポチった

ということで、ゲットしたのが1年前。

以下のカメラ・レンズはオートフォーカス自体がついておらず、撮影するときにはマニュアルフォーカスしかありません。
ピントが合うのかどうかは、目と左手だけが頼りだ。頼むぞオレの体!!

 

机に置いているα7S

内訳。

  • α7S
  • NOKTON CLASSIC 40mm(SC)
  • VM-E Close adaper
正直不安でしたが、感性のままに購入を決めました。でも、その選択はよかったなと今は思います

 

マニュアルフォーカスの良くないところ

まずはデメリットから。体験した中で困ったケースを紹介していきます。

結構、ピンボケする

マニュアルフォーカスでピンボケした写真

初っ端から不安にさせます。結構、ピンボケします。合わせたつもりでも、合わせられてないことが多々あります。

というのも、マニュアルフォーカスのレンズに興味を持つということは、開放でのボケ感を味わいたいからではないでしょうか。
まさに、僕もそうです。

あんまりピントを合わす時間がない、そんなシャッターチャンスにも開放気味で撮ってしまう。
絞って撮ればピンボケを防げるのに!
結果、ピンボケになる。もう、仕方がないと割り切ってます(笑)

でも、練習をしているからか、だんだんとピンボケが減ってきた気がします。

他の人に貸しにくい

他の人に貸しにくいのもデメリット。

友達が写真撮ってあげる!と言ってくれるから、んじゃ、よろしく!とカメラを預けた時。
友達はいつも苦労することになります(笑)
特に、普段はカメラを使うことがない人には難しいようで、ピンぼけ写真を量産します。

マニュアルフォーカスでピンボケした写真

結果、僕を撮ってくれる写真はスマホで撮られたもの…というパターンが多いです(笑)

 

マニュアルフォーカスの良いところ

お待たせしました。良いところを紹介します。

カメラの電池があんまり減らない

カメラのバッテリーが長持ちします。

オートフォーカスではカメラがモーターを動かして、ピントを合わせますが、それを僕たちがする。
カメラの負担が減ります。結果、電池が長持ち。

ミラーレス機は、電池が持たないって言われるから、これはすごく良いこと。

 

独自性を出せる(気がする)

独自性…空気感みたいなものがあるかなと思っています。

特に最近は、最新機器×クラシックは流行っているらしいです。

以下の高城剛さんの本にも書いてました。近年のデジタル機器はデジタルすぎるから、最新のカメラに昔のレンズを組み合わせたり、古い形式で撮影しているって。スターウォーズの映画撮影もそうみたい。

インスタグラムの正方形写真も、二眼レフの形式ですもんね。

ということで、僕も空気感を出せるようになりたくて使ってます。

 

オートフォーカスが欲しくなる時

次に、マニュアルフォーカスを使っていながらも、オートフォーカスが欲しくなるタイミングを紹介します。
先に言っておくと、面倒になるときは案外ありません。意外に。

でも、オートフォーカス欲しいわぁ!!ってなる時があるのも事実。
そう思った事例集を紹介します。

右手が塞がる時

右手の写真を撮りたいとき。
右手をハチに刺されて、腫れてきたから写真撮ろう…この時は苦労しました。なんてマニアック。

ハチに刺された右手を撮影

左手でピントは合わせをして、左手でシャッターを切って…。
この時は、スマホにしておけば・・・と思いました。

 

時間が無い時

  • 旅先で歩きながら、写真を撮るとき。
  • 動く対象を撮るとき。

こんな時は、オートフォーカスあれば良かったかなぁと思います。

でも、最大に絞って、一番遠くにピントを合わせて撮ればなんとかなるので、カメラで頑張ることが多いです。

案外、マニュアルフォーカスだけでなんとかなるもんですよ!

 

マニュアルフォーカスのコツ

マニュアルフォーカスレンズを使うときに備えましょう。僕が、偉そうにマニュアルフォーカスを使うときのコツを紹介します。

コツ1.覗く前にざっくりピント合わす

NOKTON CLASSIC40mmを上から見た

ファインダーを覗くまえに、ざっくりとピント合わせをします。
対象との距離が1mくらいなら、この辺かな…というように、ピント合わせします。

そのあと、ファインダーや、画面を覗いてピントの仕上げ合わせをする。
こうすると、より早くピントを合わせられます!

コツ2.支援機能があるカメラを選んだら良い

マニュアルフォーカスの支援ソフト(設定?)が入っているカメラ使っちゃえばめっちゃ便利。もはや、コツでもなんでもないんですね。

僕はα7Sというカメラを使っているんですが、ピントが合っている部分を赤の枠で教えてくれる機能がついてます。

▼まだ、どこにもピントが合ってません。ピントが合っていない部分は普通に表示されます。

α7SのMF支援機能

▼ピントが合うと、対象が赤枠で囲まれます。

α7SのMF支援機能

これがあるとめっちゃ便利です。

ということで、そういうマニュアルフォーカスを使いやすいカメラを選ぶのも良いかもしれません。

撮れた写真10枚

この前、セルビアに行ってきたので、その時に撮れた写真10枚を紹介します。

【1ヶ月 総予算20万円】 セルビア旅行を楽しみつつ、節約できた秘訣【2018年5月】

2018.04.23

▼セルビア国旗

セルビア国旗

▼ドナウ川。風景写真も撮れます。

ドナウ川

▼水たばこ体験。シャッタースピード上げられるから、一瞬を切り取りやすい。明るいレンズ最高。

水たばこの一瞬も切り取れる

▼歴史的博物館はうす暗いことが多い。でも撮れる。明るいレンズ最高。

セルビア ニーシュ スカルタワー

▼夜間の撮影もこの通り。明るいレンズ最高。

夜間の撮影も得意

▼ビールを飲む人も魅力的に撮れる。

川べりでビール

▼テーブルフォトも良い感じ。これが出来ると、日常生活での使いやすさが全然違う。1日3食だし!

サラエヴォでのごはん

▼ネコの奥ゆかしさも撮れる。

奥ゆかしい猫

▼マニュアルフォーカスは撮る気にさせてくれるので、ついポートレートとか撮ってしまう。

男性ポートレート

▼つい撮ってしまうから、友人の肖像権を侵害しがち。

男性ポートレート
以上、マニュアルフォーカスについてでした!

まとめ

マニュアルフォーカスを使いたい…という背中を押す記事でした。

  • 使うの大変な時もある
  • ピンボケしたり、人に貸せなかったり
  • でも、良いところもある
  • 空気感を出せる気がする
  • カメラによってはすごく使いやすいよ
  • ぜひ、使おう

マニュアルフォーカスのレンズは、その気にさせてくれるアイテムだと思っています。
独自の世界観に近づける気がしています。

カメラ初心者でも、玄人でも、マニュアルフォーカスを使うのに大したハードルはありません。
使ってみたいなと思ったら、その時が旬。感性を大事にすると気持ちいい!

是非とも、ご自身でピントを合わせて、いい写真と撮りましょう!自己満足に浸りましょう。

ということで、マニュアルフォーカスをオススメいたします!ご清聴ありがとうございました!

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